システムエンジニアとして心がけて欲しい大切なこと

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システムエンジニアとして心がける大切なこと
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システム業界22年の経験を元に、心がけて欲しいたい大切なことを伝えます。

システムエンジニアになりたい人、システムエンジニアで苦労している人に向けて

今後の参考にして頂ければ幸いです。


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システムエンジニアとは?

お客様に寄り添って、システムを一緒に作り上げていく役割の人だと考えています。

PL(プロジェクトリーダー)は、そのリーダー役であり

PM(プロジェクトマネージャー)は、その管理者です。

個人的に、PLもPM、PGもシステムエンジニアの一人であり、求められるものは同じだと考えています。

PL/PMになってもプログラムを組むこともあります。

私は、独立してもシステムエンジニアなのであろうと思います。


システムエンジニアは、人間性が大きく影響する

私は、指示される仕事が嫌いなので、お客様と直接やりとりするPL(プロジェクトリーダー)になりたいという気持ちがありました。

ベンチャー転職して、新しいメンバーと一緒に仕事をする中で、お客様との窓口とメンバーへの役割分担をするようになりました。

私は、人と話すのは苦手ですが、意外に人当たりが良く・共感力があったので、周りの中で自分がまとめ役に適任だったのでしょう。

だれでも、環境によって自分を活かせる役割が異なります。

特に、人が不足している状況では、環境から自然に求められます。

成長したければ、ベンチャー企業に就職することをおすすめします。

理由は、自然に活躍が求められる、確かに成長するからです。

話は、かわりました・・・

私は、プライベートは大雑把な正確なのですが、仕事に関しては、粘り強さがありました。

自分の事は雑でも、人に渡すものは、自分が納得できる形にしたい、そういう性質があったのだと思います。

また、大炎上している案件を途中からPMで入った時は、ひたすら状況を報告する辛い仕事もありました。

これも、私の人当たりの良さ、メンバーの心の支えになれる共感力、我慢強さが適任だったのでしょう。

この様に、システムエンジニアとしての役割は、人間性の面が大きく、環境に役割が変わるものです。

あなたの人間性に応じて、自然に役割が決まるのがシステムエンジニアだと思います。

細かいテストを、コツコツと一定のペースで続ける緻密性

必要無くても、新しい技術が使いたい好奇心

人と極力話しをしたくない裏方限定の、いぶし銀プログラマー

システムエンジニアは、誰一人同じスキル配分では無く、人間性が大きく影響する仕事です。

あなたに合ったシステムエンジニアの形があります。


システムエンジニアのやりがい

チームワークでは働く楽しさ

一人で対応する場合もありますが、多くの場合はチームで対応します。

仲間と一緒に頑張る楽しさがあります。

苦労を共に一眼となってプロジェクトを成功させる。

問題が発生し、なんとか力を合わせて対応する。

そんな単純なことが楽しさです。

システムを扱っていても、結局は人間的なことがやりがいになりますよ。


お客様から信頼がもらえる

お客様のために、何ができるだろうか?

自分の持てる力を全て使って、誠心誠意に対応を続けると信頼されるようになります。

それは時間の掛かることです。

提案した内容を説明し、一切の疑いもなく受け入れてもらえたとき。

見積金額をそのまま言い値でOKしてもらえた時など、とても嬉しいものです。

Win+Winの関係が築けたのは、価値を提供できた証拠、自信になりますよ。


最後までやり切ること

最後まで手を抜かずにやり切ることは、システムエンジニアには欠かせないです。

時間も足りないし、予想外の事は発生するし、言い訳したい場面もたくさんあります。

でも、何度も障害対応や謝罪の対応することでシステムエンジニアには刻み込まれます。

もし、障害対応の時、お客様に胸を張って「出来る限りの事はしていました」と本気で言えるのか?

私は、そう考えるようになり、手を抜かずにやり切るようになりました。

完璧では無いにしても、せめて自分で納得するところまでをやり切ることは絶対に必要です。


システムエンジニアは、どういう対応が喜ばれるのか?

本気の取り組みが、お客様に喜ばれる

もちろん成果が大事です。

しかし、それ以上に喜ばれたことは何でしょう?

それは、「お客様のために、誠心誠意・一生懸命に取り組んだこと」です。

お客様も結局は人間。

人と人に喜んでもらうのは、シンプルに気持ちの入った行動なのです。


一生懸命な演出は、悪いことでは無い

他のお客様との仕事も並行で対応して、時間が無い場面がありました。

新しい相談が入った場面など、お客様に他の仕事で忙しいことを伝えることはマイナスです。

少しテクニック的なことかもしれませんが、お客様の依頼を受けて納品までの間は、いつもでも、お客様のために一生懸命取り組んでいるという演出をしましょう。

理由は、自分がお客様の立場だったら、そうあって欲しいと思うからです。


色々やってあげて、貸しをつくるメリットは絶大

マネジメントは、リスクを避ける必要があります。

しかし、私は何より人に喜んでもらいたい。

自分が出来ることは、やってあげたい。

自分が少しだけ頑張れば済むことは、やってあげたい。

やってあげれば、お客様も人間です、「悪いなぁ」と思って貸しが作れるのです。

貸しがあれば、本当に困った場面で使うことが出来ます。

例えば、こちらのミスが発覚した時、素直に伝えて、許してもらえるのです。

お客様から気軽に相談できる関係でいた方が、話も進めやすい。

仕事が増えるリスクが無いとしても、お客様に「どうせ断られるから、もう相談しなくてもよいか」と思われる関係は、人として良い関係と言えるでしょうか?

個人的な経験からも、相談を受けたら、出来るだけ貸しを作って答えることが、結局はプラスになっていたと思います。

担当者との口約束で、次の案件で、上乗せしましょうよ。


本気で一生懸命やれば、お客様に信頼されて、物事が良い方向に進む

お客様が不安に感じていると、手抜きなど騙されることを疑って、説明や説得に時間が掛かります。

しかし、信用されと、無駄な時間が掛からない以上に、気持ちの面で快く進められます。

口先だけの言葉は逆効果です。

一生懸命さを伝えて、本気を証明する行動が大切。

人として信用してもらえれば、それを裏切らない気持ちで、お互いに良い循環になります。

その場だけの格好良いセリフは一切不要。

信用は時間を掛けて積み上げていくもの。


IT企業の管理職になって分かったこと

組織同士の縄張り争いが少なからずあり,自分の部署を守る必要が出ます。

ネガティブな意見や批判を受ける機会が激増します。

お客様に寄り添う比重が減るので、いくら給料が増えても、やりがいが失われます。

特に、管理職は事務的な仕事が多くなり、リスクを回避する事が求められます。

私は、管理職になって、やりたいことを見失いました。

日本の企業の体質を見たような気がします。(私の力不足も大きいですが・・)

私は、自分が直接的に価値を提供できる仕事がしたかった。

今、考えると、もっと具体的な将来像を考えるべきでした。

あなたは、数年後に何をしていたいか、考えていますか?


自分ルールで成長し、しっかり自分の将来像を見よ

私は、ベンチャー企業に入って、「会社で、依頼されたことは、絶対に断らない」を自分ルールとしていました。

このルールは、大変でしたが、大きな成長につながりました。

しかし、やり過ぎてワーカーホリックになりました。

ルールを守ることが目的になってしまうと、本来の目的を見失います。

自分が何を目的に取り組んでいるか、これを忘れないでください。

そして、自分の将来像を明確にしていくこと、これこそが早めにやるべきですよ。


今回は、システムエンジニアを目指す人、苦労している人に向けて、私の経験から思っている心の持ちようを伝えてみました。

少しでも参考にして頂けると嬉しいです。

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