【生き方を探す読書】人生を後悔することになる人・ならない人 パラダイムシフトの心理学

読書
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あなたは、人生を後悔しそうだなと思ったことはありますか?

私も、このままだと人生を後悔すると思ったことがあります。

この本には、人生を後悔しないヒントがありました。


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なぜ、この本を読んだのか?

ある日、仕事から帰って家で寝ていると、私は記憶は無く痙攣して気を失っていたそうです。

気が付くと救急車の中、おぼろげな意識で「今、死んだら後悔する」と思いました。

「もっと、やりたいことをやっておきたい」と考えて退職(※妻に感謝)

「人生を後悔することになる人って、どんな人なんだろう?」

そんな時に見つけた本でした。


この本の著者

1938年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業

東京都青少年問題協議会副会長10年歴任。09年東京都功労者表彰。16年瑞宝中綬章受章

早稲田大学名誉教授、ハーバード大学ライシャワー研究所客員研究員、日本精神衛生学会顧問など

社会心理学に関する著書が多数出版されている方です。

加藤諦三 | ホームページ
このウェブサイトは作家・早稲田大学名誉教授 加藤諦三の公式サイトです。


この本から学べること

先哲の教えに触れることで、自分と向き合うようになれます。

著者の一言「幸せになることから、逃げるな」の意味が理解できるようになります。

以下、私が心に刺さった学びをまとめます。


アドラーの言葉「苦しみは解放と救済に通じる」の意味

本書でも、有名なアドラーの言葉「苦しみは解放と救済に通じる」が度々登場します。

いろいろな視点から説明することで、人間の心の性質がなんとなく分かると思います

人間は矛盾した生き物

成長したい安全でそのままでいたい

幸せになることは、成長し続けること

成長するためには、自分の苦しみと向きあって、自分で考えて行動する必要がある

だが、成長を妨害する力が強い矛盾した性質がある

成長できることが、苦しみとしてプログラムされているのが人間です。


退行欲求と成長欲求

人間性は、二重構造

退行欲求と成長欲求の両方を持っている

困難を解決するのに安易な道を選ぶのが、退行欲求

安全第一、失敗するのを避ける。

その場は、楽な選択。だけど、逃げ続ければ、問題は先送りになる。


それに対して

問題の本質に向き合い、挑戦するのが成長欲求

認めたくない現実を認めるときに、人は成長する。

人間には、この両方の欲求があることを知ると良い。


本当の勇気とは?

悩んでいることは、退行欲求を満たそうとしている。

心の中に隠された憎しみなどに気がつくこと、そして、その対処をする以外、解決できない。

自分を棚に上げるのは、自分の問題に向き合わないで済む、楽なことだから。

過剰反応するのも、無意識が楽な方を選択したいから。

しかし
・・・

幸せになるために、避けられない苦しみがある。

そして、楽なことから、成長するために、自分の問題に目を向ける。

「何でこんなに悔しいのか?」とその原因を考える。

これを土台にして、始めて正しい方向へ歩み始めることが出来る。

それが本当の勇気だ。


自分に嘘をつくと不幸になる

他人から評価を得るため、他人に認めてもらうため。

人に気に入られるために自分を裏切り続けるとどうなるか?

どうなるのでしょうか
・・・

潜在意識は、自分が嘘をついたことが分かるので、自分で自分を軽蔑します。

これは、不幸になる原因になります。

嘘をついた方が、その場は安全・安心で楽な行動なのです。

このことを知って、自分に軽蔑されない行動をとるべきです。


強い人・強くなるには

考えた通りに、真っ直ぐに行動できるのが強い人です。

意識と無意識が一致しているからブレない。

たとえば、腹八分目が健康に良いのが分かっていて、満腹になるまで食べずにはいられない。

これは、意識と無意識が乖離していて弱い人です。

強い人とは、「自己の内なる力」が強い人

人は「これが自分だ」と感じる体験から強くなれる。

そして、自分が出来ることをすることで強くなる。

強い人は、揺るぎない自分があります。

<強い人の特徴>

  • 他人と自分を比較しない
  • 自分で自分を傷つけない
  • 虐待をゆるさない
  • 名声を追求をしない


逃げていても、この世につながたいと人間は思う

人間は、自分から目をそらし、誹謗中傷して逃げていたとしても、

それでも、世界とつながっていたいと思うのです。

だから、誹謗中傷を書き込み、対象の相手、一緒に攻撃する仲間でも良いから、社会につながりを求める。

人は、どうしても社会とのつながりを求めることを知っておくべき。


生きている意味

自我価値喪失のリスクをおかさなければ、何かに挑戦できない。

挑戦しなければアイデンティティーの確立はない。

挑戦すれば、失敗の可能性がある。挑戦するためには、価値喪失の不安と恐怖がある。

だけど、生きがいはある。生きている実感がある。

日々の小さな努力の積み重ねで、人生の意味を感じられるようになる。

そして
・・・

「自分の意識」で挑戦すること

だれかに認められたくて、引いたレールの上を走っている限り

失敗も成功もアイデンティティーの確立にはつながらないのです。

だれかに認められるための努力は、挑戦に見えるかもしれない。

でも、実は服従ということを知っておくべき。


自信をつける方法

結果が自信を与える。これは間違えだ。

どんな小さなことでも、自分でやれば自信がつく。

小さなことを、積み重ねることが自信になる

「私は、これだけは必ずしている」と自信をもって言えるものを持とう。


この本をどんな人に読んでもらいたいのか

難しい本でしたが、私が印象に残った所だけを記事でご紹介しました。

それだけでも、あなたに価値のある内容だと思います。

本では、もっと色々なことが書かれているので、興味があったら読んでみてください。

悩み続けている、あなたの進むべき方向を示してくれると名本です。

以下のような、方向を見失っている人の一步を踏み出す光になります。

<この本を読んでもらいたい人>

  • 現状に我慢を続けて耐えきれなくなっている人
  • つい自分自身の問題から目をそむけてしまう人
  • 他人の評価を求めて過ぎ、「自分の意識」を失いかけている人


そんな、あなたが、まず第一歩としてやるべきことは、これに尽きます。

<最もやるべきこと>
日々の小さな出来る努力を積み重ねていくこと

なんでも良いので、日々、どんな小さなことでも良いから努力を重ねる。

私も、「これだけは、必ずやる」と決め手行動を続けています。

ブログ、twitter、読書、運動、瞑想など

自分と向き合い試行錯誤の努力を続けることで、必ず先は見えてきます。


この記事が、あなたが動き出すヒントの1つになれたら嬉しいです。


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