IT業界では、プロジェクトマネージャーは、花形ですよね。
私はプロジェクトマネージャー経験が10年以上あります。
プロジェクトリーダーと兼務の役割も多かったです。
でも、プロジェクトマネージャーって、どうやったらなれるのでしょうか?
今回は、フリーランスでPM業務を行っている私の経験をお伝えします。
ありきたりの記事では、役に立たないので、私の個人的な意見を強めで書いてみます。
プロジェクトマネージャーになりたい理由は?

あなたは、なぜプロジェクトマネージャーになりたいですか?
給料が高いからでしょうか?
プロジェクトマネージャーは、自分で勝手になれるものは無いですよね。
あなたから光るものを感じて、PMに抜擢される必要があると思いますので、上司に気に入られることも必要な資質かもしれません。
現場の中で、他にやれそうな人が居ないので、消去法でPMの役割を担う場合もあります。
実際の所、はっきり言って、現場によって、プロジェクトマネージャーは、十人十色です。
もちろん、レベルもピンキリで、中には、肩書だけで実態が伴っていないケースも見てきました。
あなたは、なぜ、プロジェクトマネージャーになりたいのでしょうか?
- やりがい
- 待遇
- 自分でコントロールできる
- 技術面が苦手だから
- 人と話すのが好きだから
それでは、もう少し細かく見ていきましょう。
プロジェクトマネージャーの良い所・悪い所

プロジェクトマネージャーは、良い所だけではありません
では、具体的にどんな所が良く、どんな所が悪い所でしょうか?
私の主観を強めでお伝えします
<良い所>
- 給与面の待遇が良い
- 多くの裁量が与えられ、多くのことが自分で決められる
- 自分で進行・戦略が決められる
- 顧客への強い影響力を持てる
- プロジェクトの最高責任者
<悪い所>
- 進捗の遅れに対して、責任をもってリカバリーに動く必要がある
- 顧客と問題が発生した場合、責任をもって問題解決、関係修復に動く必要がある
- 足りないリソースの中で、工夫して良い方向に持っていくことが求められる
- 常に順調な進行は、ほぼ無く、常にストレスを抱える
- 性格の悪い顧客やメンバーとも、我慢して最善に持っていく行動が求められる
待遇が良いのは、それだけの事が求められているので、ストレスは多いです。
しかし、「何とか、この逆境を自分が指揮して乗り越えて行く」という最大の楽しみがあります。
RPGの勇者みたいな役割です。
プロジェクトマネージャーがやるべきこと

ここからは、私の経験から得たものをお伝えします。
プロジェクトマネージャーがやるべきことは、非常に多いです。
これだけ、やっていれば良いというものは、ありません。
例えば、毎日のように、技術的な課題、対応漏れ、進捗遅れ、体制の問題、顧客とのトラブルが次から次への湧いてきます。
これを、いかに先読みして、対策を早めに打つかが求められます。
なるべく早く課題を拾うための工夫、できるだけ早い対策を打つ大事なのは言うまでもありません。
そこで大事なのが、プロジェクトが動いているメンバー全員の動きをつかむことです。
人の性格や、業務のリスク、顧客の性格、技術的レベルなど、全体が効率よく、円滑に動けているかを把握し続けることが大事です。
常に、神経を研ぎすませて、プロジェクトの状況を把握する必要があります。
そして、迅速に的確な具体的な手を打つことです。
プロジェクトマネージャーが、何か決定するとき、とりあえず早く決めるのは間違いです。
しっかり正しい判断を行う必要があり、決定には明確な根拠がないとダメです。
いろいろ考えられる選択肢の中で、なぜこれを判断したか、自信をもって説明できる判断が必要ですが、これが出来ない人が多いと感じます。
これは、組織のリーダーにも言えることで、立場が偉くなると、ただ決めることが役割と勘違いして、きめたから、何とかしてやれ という光景は、たくさん見てきました。
ただ決めるだけは、崩壊に向かわせる勝算の無い突撃です。
限られた時間で、いろいろな選択肢を実現方法まで含めて考えた上で、決定するのです。
「PMが責任を持つから、この方法で対策していこう、理由はこうだ」
という戦略を含めて決定が求められるのです。
プロジェクトマネージャーになるために必要なスキル

特に、求められることをまとめました。
特にコミュニケーションに必要なのは、仲良く・たくさん話す事ではありません。
大事なのは、伝えたいことを正確に相手に伝える力。理解しやすく伝える力です。
そして、相手が言いたいことを正しく聞くこと。
言葉だけではなく、相手の状況から判断し、言いたいことを理解することです。
そして、プロジェクト全体を予測するため、全メンバーの活動の様子をリアルタイムに把握し
ここは大丈夫、ここは怪しい、このあたりが危険そう、という経験を踏まえた想像力を使って、迅速に課題発見することも非常に大事です。
<プロジェクトマネージャーに大事なスキル>
- 論理的な思考
- 安定したメンタル
- 正しく伝える力
- 正しく聞く力
- プロジェクト全体の変化を予測するための想像力
非常に基礎的なスキルになりますが、プロジェクトマネージャーになるために、これらを意識してスキルを磨いておくと、本物の成功へ導くPMになれます。
以下、即戦力になるオススメの本です。
ぜひ、この本で本物のプロジェクトマネージャーになってください!
PMBOKは第7版が出ると思いますが、資格取得より、知識として役に立ちます。
だいぶ主観の強い記事になりましが、少しでも参考になればと思います。
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