こんにちは、こういちです。
私はIT業界22年、Excelの実務経験も22年です。
皆さんは、EXCEL表の合計に条件を使いたくて困ったことはありませんか?
そんな時は、手軽にExcel関数SUMIFを使って、サクッと解決しましょう。
Excel初級の方に向けて、直感でわかるように解説していきます。
今回解説する実践EXCEL関数は、SUMIFを解説
今回は、SUMIF関数を解説します。
合計が行えるSUM関数は知っている方が非常に多いと思います。
しかし、売上データや家計簿など、金額データを扱う場合には、科目毎や分類毎に合計したい場面は少なくないと思います。
SUMIFは、条件に合った数字だけを合計することができます。
条件別に合計できる便利なEXCEL関数がSUMIF関数ですので、ぜひ覚えて活用していきましょう。
今回解説するExcel関数は、SUMIF
=SUMIF(範囲,検索条件,[合計範囲])
引数 | 設定内容 |
---|---|
範囲 | 合計の対象条件となるセル範囲 |
検索条件 | 合計の対象条件となる値 |
[合計範囲] | 実際に合計するセル範囲 ※省略時は、「範囲」で指定したセル範囲を合計する |
この説明だけだと、分からないと思いますが
以下の解説を見てから復習用に見てください。
2つの例題を元に動画も使って直感で分かるように解説
例題1 SUMIF関数(基礎)
①以下、背景が黄色のセルをSUMIF関数で取得してみましょう
※上の合計は、通常のSUM関数です。

<動画による操作説明>
動画による参考操作です。こちらの方がイメージが伝わるかもしれません。
②先ずは、=sumif( と入力します。
補助で、式の説明が表示されます。

③SUMIF関数の1つ目の要素「範囲」のセルを選択します。
選択している意味は以下です。
範囲:合計の対象条件となるセル範囲

④SUMIF関数の2つ目の要素「検索条件」のセルを指定します。
指定している意味は以下です。
検索条件:合計の対象条件となる値

⑤SUMIF関数の3つ目の要素「合計範囲」のセルを選択します。
選択している意味は以下です。
合計範囲:実際に合計するセル範囲

⑥SUMIF関数の1つ目「範囲」、3つ目「合計範囲」に $ を入れて固定化します。
残りの行も、コピーするためです。

⑦式をコピーします。
式のコピーを使いこなすためには、慣れが必要ですが
手作業で行うより効率的。式のコピーが使える場面なのかを意識していきましょう。

⑧式をコピー貼付けして、完成です。

例題2 SUMIF関数(条件指定)
①”数量が3以上のもの”を条件として、SUMIF関数を作りましょう。
範囲・・「数量」欄が該当します。
検索条件・・3以上 は、 ”>=3″ という表現になります。以上は “>=”
合計範囲・・「売上金額」欄が該当します。

<動画による操作説明>
動画による参考操作です。こちらの方がイメージが伝わるかもしれません。
②”数量が1のもの”を条件として、SUMIF関数を作りましょう。
範囲・・「数量」欄が該当します。
検索条件・・1 は、 ”=1″ という表現になります。一致は “=”
合計範囲・・「売上金額」欄が該当します。

③”支払IDが1以外のもの”を条件として、SUMIF関数を作りましょう。
範囲・・「支払いID」欄が該当します。
検索条件・・1以外 は、 ”<>1″ という表現になります。不一致は “<>”
合計範囲・・「売上金額」欄が該当します。

④”単価が150円より小さいもの”を条件として、SUMIF関数を作りましょう。
範囲・・「単価」欄が該当します。
検索条件・・150より小さい は、 ”<150″ という表現になります。小さい “<“
合計範囲・・「売上金額」欄が該当します。

⑤上記、全て入力後の完成イメージです。

条件の指定方法には慣れが必要です。
今まで、余りEXCEL関数に慣れていない方にとって、条件式には抵抗があるかもしれません。
この条件式は、プログラム言語での指定方法とほぼ同じです。
他にもEXCEL関数には、共通で以下の意味を持ちますので、慣れましょう。
一致: ”=”
不一致: “<>”
大きい: “>” ※一致も含む場合は “>=”
小さい: “<” ※一致も含む場合は “<=”
何度も繰り返して使ううちに、自然になじんできます。
他の実践的なExcel関数を解説する記事も用意しています。
よろしければ、参考にしてください。
参考:【かんたん解説】実践Excel関数(RANK編)
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