こんにちは、コウイチです。
私はIT業界22年、Excelマクロ VBA開発経験あり、Excel大好きです。
皆さんは、データ中の文字が統一感なくバラバラで困ったことはありませんか?
そんな時は、手軽にExcel関数を使って、サクッと文字変換しましょう。
Excel初級の方に向けて、直感でわかるように解説していきます。
他の関数についても、私が実践で使う関数は、一通り解説の記事を用意しようと考えています。
今回解説する実践EXCEL関数は、こちらの7つを厳選
今回は、文字列変換のExcel関数について、以下の7つ厳選した7つを解説します。
関数は、全部覚えても使わないと忘れて使えないので
これを覚えておけば、わりと事足りますよ。
- LOWER関数:大文字を小文字に変換
- UPPER関数:小文字を大文字に変換
- JIS関数:全角文字を半角文字に変換
- ASC関数:半角文字を全角文字に変換
- SUBSTITUTE関数:対象文字列を指定文字列に置換
- PHONETIC関数:「ひらがな」を「カタカナ」に変換
- TRIM関数:文字列の前後の空白を取り除く
代表的な文字列変換のExcel関数を、3つの場面を例に解説します
大文字と小文字が混在して困っている
→Excel関数でどちらかに統一したい
①小文字に統一したい場合
LOWER関数を使いましょう。
以下のように出力したいセルに入力します。
=LOWER(A1)
LOWER関数の引数(変換対象のセル)

②大文字に統一したい場合
UPPER関数を使いましょう。
以下のように出力したいセルに入力します。
=UPPER(A1)
UPPER関数の引数(変換対象のセル)

全角と半角が混在して困っている
→Excel関数でどちらかに統一したい
①全角に統一したい場合
JIS関数を使いましょう。
以下のように出力したいセルに入力します。
=JIS(A1)
JIS関数の引数(変換対象のセル)

②半角に統一したい場合
ASC関数を使いましょう。
以下のように出力したいセルに入力します。
=ASC(A1)
ASC関数の引数(変換対象セル)

「Excel」と「エクセル」など、表現がバラバラに混在
→Excel関数で表現を統一にしたい。
①「ひらがな」と「カタカナ」が混在している→「カタカナ」に統一にしたい
PHONETIC関数を使いましょう。
以下のように出力したいセルに入力します。
=PHONETIC(A1)
PHONETIC関数の引数(変換対象セル)

「PHONETIC」関数での、漢字→カタカナは、変換時に入力したフリガナ情報が使われます

②特定の文字列を指定の文字列に置換したい場合
SUBSTITUTE関数を使いましょう。
以下のように出力したいセルに入力します。
=SUBSTITUTE(A1,"エクセル","Excel")
SUBSTITUTE関数の引数(変換対象セル、”対象文字“、”変換後の文字“)

③変換したい文字列が複数パターンある場合
SUBSTITUTE関数を重ねて使いましょう。
以下のように一度SUBSTITUTE関数を掛けたセルを引数に指定して重ね掛けします。
=SUBSTITUTE(B1,"ベンリ","便利")
関数の引数(1つ目のSUBSTITUTE結果のセル、”重ね分の対象文字”、”重ね分の変換後の文字”)

④前と後ろに余計な空白があって除外したい場合
TRIM関数を使いましょう。
以下のように出力したいセルに入力します。
=TRIM(A1)
TRIM関数の引数(変換対象のセル)

Excel関数の活用で、サクッと解決!実践の中で組み合わせる事がノウハウ
分かりやすく解説したつもりですが、いかがでしたか?
Excel初級の方が、Excelマスターと呼ばれる日も近いかもしれません。
引き続き、他の関数の方もまとめて行きたいと思います。
おまけ:PythonでExcel操作はカナリ面白いです!
Excelマクロが好きな私は、最近のトレンドを知って、PythonによるExcel自動処理を勉強中です。
Excel中級以上の方、更にはExcelマクロが得意な方には、PythonのExcel制御も習得しておくと幅が広がって良いと思います。
以下の本は、私も勉強した本で、非常に実践的で良かったです。
他の類似したPython&Excel本を比較しましたが、最も実践的な良本だと思います。

【かんたん解説】実践Excel関数 シリーズ
他の実践的なExcel関数を解説する記事も用意しています。
よろしければ、参考にしてください。
参考:【かんたん解説】実践Excel関数(VLOOKUP編)
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